BMW X3(エックススリー、クロススリー)は、ドイツの自動車会社BMWが販売するSUVである。 1999年に発売されたBMW・X5の成功を受けて、レクサス・RX(トヨタ・ハリアー)に代表される小型高級SUVの分野にも進出すべく企画されたクロスオーバーである。BMW自身は、自社が商標登録した「SAV(Sports Activity Vehicle)」との造語を用いることにより、先行したX5とともに「BMWが発案した、まったく新しいカテゴリーの自動車である」と主張している。 X5が、BMW・5シリーズ(E39型)の構成部品を多数流用していたように、X3はBMW・3シリーズ(E46型)のプラットフォームと構成部品を多数流用している。サスペンションも旧世代3シリーズ(E36・E46)と同様、フロントには ストラット式サスペンションを、リアにはセントラルアーム(=マルチリンク式サスペンション)式サスペンションを採用している。 エクステリアはX5をそのまま一回り小さくしたようなデザインであり、バンパーの一部は樹脂がむき出しになっているなど共通点が多数存在する。駆動方式はフルタイム4WD(xDrive)で、DSCを標準装備しているのもX5と同じである。